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2017年4月11日
春の過ごし方
暖かな日差しや、心地よい風など、春が近づくと気持ちが高まりますね
しかし、陽気な気候とは裏腹に、
からだや肌の不調を感じる人も多いのではないでしょうか?
いつもと違うと感じたら「春の不調チェック」をしてみましょう。
「春の不調チェック」
慢性的に、以下の症状はありませんか?
□ 日中、眠気に襲われる
□ 胃腸の調子が悪い
□ 肩や首などが凝っている
□ 疲労感がある
□ いつもより肌の調子が悪い
いかがでしょうか?
ひとつでも当てはまるなら、
それは"自律神経のバランスが乱れている"サインかもしれません。
今回は、春に自律神経のバランスが乱れる原因と、
バランスを整えるポイントをご紹介します。
春はなぜ自律神経のバランスが乱れやすいの?
春は三寒四温といわれるように、
温かい日が続いたと思ったら寒い日に逆戻りというように気候が不安定な季節。
また、日中は過ごしやすくても朝晩はまだ冷え込みやすく、
このような気温の変化に身体が対応しきれなくなると、
自律神経のバランスが乱れやすくなります。
春は、異動、昇級、転勤など「生活環境の変化」が加わることも多く、
さらにバランスが乱れる要因となります。
自律神経のバランスが乱れるとどんな不調がおこる?
冒頭のチェック項目の様々な不調は、自律神経の切替がうまくできず、
バランスが乱れている状態です。
緊張状態が続くと交感神経が継続して高い状態になり、
「夜眠れない」「胃腸の調子が悪い」などのトラブルが起こりやすくなります。
また、交感神経は血管を収縮させるため、血行不良による「肩・首のこり」などを招いてしまいます。
自律神経のバランスが乱れると内蔵機能やホルモンバランスも乱れやすくなり
、肌や髪のみずみずしさが失われてしまうので要注意です。
理想的な自律神経の状態とは?
交感神経も副交感神経も両方が高く、きちんと切り替わる状態が理想的ですが、
自律神経の働きは年齢とともに衰えてゆきます。
男性は30歳、女性は40歳を境として副交感神経の働きが急激に下がるため、
自律神経のバランスが乱れやすくなると言われています。
また、ストレスの多い現代の生活では交感神経が優位になりがちなため、
自律神経のバランスを整えるためには副交感神経の働きを高めることを意識してみましょう。
自律神経のバランスを整える3つのポイント
①呼吸
緊張状態や、ストレスが続くと交感神経の働きが高まり、呼吸が浅く、速くなります。
日中呼吸が浅くなりがちな方は、入浴の際、深呼吸をとりいれましょう。
吐く息に意識を置いたゆっくりした呼吸をすることで、副交感神経が高まります。
また、入浴する際は、ぬるま湯(38~40度程度)で10分以上かけてじっくり半身浴をすると効果的です。
熱いお湯は交感神経の働きを高めますので、バランスが崩れているときは、ぬるめのお湯がおすすめです。
②食事
普段の食事に、副交感神経を高める効果のある食べ物を摂取するのもおすすめです。
副交感神経を高める物質として、ギャバとセロトニン(別名:幸せホルモン)があります。
セロトニンは、ドーパミン・ノルアドレナリンなどの興奮物質を制御し、
ギャバは鎮静作用を持つ伝達物質で、
副交感神経を活性化するためにはこの2つの伝達物質を補うと効果的だと言われています。
ギャバは、玄米、大麦、かぼちゃ、発酵食品、豆腐などに多く含まれます。
セロトニンの原料となるトリプトファンは、豆乳、バナナ、肉類、ソバ、発酵食品などに多く含まれます。
トリプトファンは、快眠につながる代表的な栄養素でもあるので、
眠りの質が低下している人にもおすすめです。
③笑顔
笑顔は副交感神経を優位にします。
交感神経が高まる日中によく笑う人は、
交感神経と副交感神経が活発に入れ替わるため免疫が高まり、不調になりづらいと言います。
最近では、"作り笑顔"で口角を上げるだけでも自律神経が整うと言われています。
ご自宅でスキンケアをするときは、笑顔をつくりながらお手入れすると、
自律神経が整うだけではなく、表情筋がストレッチされ、
ケア効果が上がりやすくなります。
ぜひご自宅で取り入れてみてくださいね。