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2022年7月29日

一秒でも早く始めたい、真夏の髪の紫外線ケア

日差しが強くなり、日傘が手放せない季節になりましたね。


気象庁が出している紫外線が人体に影響を及ぼす指標である

紫外線インデックスの月別推移によると、

関東では3月から、北海道でも4月から、

日差しを避けた方が良いとされる指数を超えはじめます。

つまり、紫外線対策は春先から行なっていないと、

この時期すでに肌や髪は紫外線ダメージを蓄積していることに。

さらに、7〜8月は全国的にインデックス値がピークになるので、

ダメージした肌や髪に追い打ちをかけることになるので要注意です。

今回は真夏に必要な髪の紫外線ケアをご紹介します。

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知っておかないと危ない、髪への紫外線の影響とは?

強い紫外線を浴びた時、肌はその刺激や変化を実感できますが、

髪は実感を伴わないことがほとんど。

そのため、肌ほど対策をしていない人が多く、

気がつかないうちに危機的な変化に発展してしまいます。

 
髪は70%がシスチン結合を含むケラチンタンパク質でできています。

髪に紫外線を受けると、大気中の酸素と反応(=酸化)して

キューティクルのシスチン結合が切れたり、

タンパク変性を起こして髪のタンパク質の構成が変わってしまいます。

このような髪は強度が低下して切れやすくなる、硬くゴワゴワした手触りになる、

ヘアカラーやパーマなどのアルカリ溶液に溶けやすくなる、

つまりカラーやパーマで通常以上に髪が傷んでしまうなど、さまざまな変化が起こります。

 
また、紫外線は、タンパク質だけでなく、

キューティクル表面を覆って髪を紫外線や乾燥から守り手触りを滑らかにしている脂質や、

毛髪内部にある髪色のもとであるメラニンも破壊し、

毛髪内外にダメージホールという穴が開いた状態にしてしまいます。

そうなると、キューティクルの剥がれや、毛髪内部成分やカラーの色素の流出を招き、

手触りの低下、パサつき、褪色となって表れます。

このような状態の髪にドライヤーなどの熱処理が加わると、

紫外線ダメージを受けていない髪に比べ3倍近く切れやすくなり、

通常何気なくしているお手入れが髪のダメージを増幅していく結果に。

髪は肌と異なり、一度起きたダメージが修復されることはないので、

1秒でも早くケアを始めることが重要です。 

 

今から始める真夏の紫外線対策とは?

より一層紫外線が強くなるこの時期は

「紫外線から髪を守り」「受けたダメージを補修する」Wケアが必要。

日頃からメイクなどでカバーしているお顔に比べ、

紫外線対策を怠りがちな髪や頭皮は特に気をつけてケアしたいところです。

 

①紫外線から髪を守る

一番の対策は、帽子や日傘でガードする、日陰を歩くなど、

直射日光に当たらないようにすることです。

髪はまとめ髪などにして、露出面積を減らしたり、頭皮は分け目をぼかすなどの工夫も効果的です。

それでも、地面や建物に反射した紫外線によってダメージを受けるので、

紫外線防御効果のあるヘアケア製品を併用するとよいでしょう。

 

②髪を日常的に補修する

春からの予防ケアを怠っていた髪は、紫外線ダメージが蓄積し、

髪そのものの保水性が失われ、乾燥しやすくなっています。

トリートメントなどでうるおいを補給するだけでなく、

日々ダメージホールを補修して表面を保護し、

ドライヤーや外気による乾燥から髪を守るケアを習慣化しましょう。

乾燥予防にはオイルトリートメントが効果的ですが、

夏はベタつきが気になるという方は、

さらっとして補修力のあるオイルを使っていきましょう。

FIGARO

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このページは、FIGAROが2022年7月29日 09:47に書いたブログ記事です。

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