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2022年8月 2日
汗による頭皮のカユミにご注意を
夏の頭皮はどんな状態?
太陽光線がもっとも強くなる夏。
身体は、気温が上昇すると、汗をたくさんかくことで体温を下げるよう調整しています。
体温を調整するために汗を出す腺を「エクリン腺」言い、全身に分布されています。
エクリン腺から分泌される汗は弱酸性ですが、大量に汗をかき、
汗の腺が詰まり頭皮に長く留まると、
アルカリ性に傾いてかゆみなどのトラブルを引き起こしやすくなります。
また、汗が蒸発する時に頭皮の水分も一緒に奪ってしまうため、
頭皮を乾燥させ、カユミにつながります。
汗をかくの「かく」の語源は「引っ掻く」に由来するとも言われるように、
汗とかゆみは切り離せない関係のようです。
さらに紫外線の刺激により、頭皮はバリア機能が低下した状態になるため、
炎症などのダメージが起こりやすくなります。
紫外線や汗のダメージを頭皮に残さないために
①朝のプロテクト保湿、夜のリカバリー保湿
夜の間に汗をたくさんかいた頭皮は乾燥した状態です。
紫外線や汗による乾燥を防ぐために、朝のスタイリング前に、
頭皮用の化粧水でたっぷりうるおい補給を行った後、
頭髪用の日焼けどめで、ダメージから頭皮をプロテクトしましょう。
夜は、日中うけた紫外線などの刺激を残さないように、
シャンプー後、ドライヤーで乾かす前に頭皮用の化粧水でうるおいを補い、
しっかりとリカバリーしておきましょう。
②新陳代謝を高める
冷房や汗により体が冷えると、
新陳代謝が悪くなり紫外線ダメージが回復しにくくなってしまいます。
暑い時期でも湯船につかり血流を良くしてから寝るようにしましょう。
38度~40度程度のぬるま湯で10分以上半身浴を行うと、
すぐに暑くならず、じっくり入浴できます。
入浴により、体の深部があたたまることで、全身の血流が良くなり、
新陳代謝が高まります。血流がよくなると副交感神経が優位になり、睡眠の質も高まります。
夏のダメージを持ち越さないようぜひ実践してみてくださいね。